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小児科医 中村弓美の部屋

花カゴの写真

小児科医 中村弓美の部屋へようこそ。貴方との出会いに感謝です☆

私は、中年の小児科医で、4人の子供と夫がいます。 小児科医として働き二十数年がすぎました。 この間、どの家庭にもあるような苦労をしてきました。 嫁姑、実家といざこざ、家事に育児、仕事でもいろいろ・・・。
石松が、 「あるように見えて、無いのが金。無いように見えて、あるのが借金。」といいことを言ってます。 (浪曲で聞いたんですけど。) もちろん、お金の苦労もしました。

いろんなことがあったけど、今、小児科医として働いて、夫婦で楽しい会話ができ、家族仲良く、助け合って生活できるのは、幸せなことだと思っています。
この幸せを、ここで出会った貴方におすそ分け(^^)
「元気だけは人一倍」の私のパワーで、元気になること間違いなし!!!
ゆっくり笑っていってくださいね。

新しい記事

手足口病と登園停止

手足口病は、発疹がでるため、とても目立つ病気の一つです。
この手足口病になったとき、保育園に登園できるかどうかが、働くママにとっては重大問題となります。
病気自体は、発疹のみで軽く済むことが多く、特別の治療を必要としません。
口の中の発疹のために、食事が取りにくいときは、家庭で特別の配慮をしてあげたほうがいいですし、熱がある間は、家庭看護が望ましいですね。
でも、発疹だけで、元気いっぱいの子どもは、保育園に行ってもらったほうが、仕事を休まずにすみますね。

手足口病は、回復したあとでも、長期に感染源となりうる病気で、流行阻止の目的で登園停止とする必要はないといわれていますが、保育園側の受け入れ態勢として、発疹が出ている間は、登園を断られるケースがあるようです。
発疹が出ている子どもが登園しているのを見た他のママたちから、保育園へクレームが寄せられ、対応をしなければならないという理由で・・・とも聞きました。
病気のときには、ママと一緒に休養したほうがいいのはもちろんですが、元気いっぱいのときは、保育園でしっかり遊んだほうがいいですね。

手足口病という病気に対する理解がひろまって、不要な休園をしなくてすむようになるといいですね。


手足口病

感染症情報センターの手足口病のページ
http://idsc.nih.go.jp/disease/hfmd/about.html

上のページからの抜粋です。

○ はじめに:
手足口病(hand, foot and mouth disease:以下HFM)は、口腔粘膜および四肢末端に現われる水疱性の発疹を主症状とし、幼児を中心に流行する急性ウイルス性感染症である。
発疹は、手足全体ことに肘や膝あるいは臀部周辺にもみられることもあり、一方また手足口の一部のみの発疹で終わることもある。

○ 原因ウイルス:
HFMの原因となるウイルスは一つではない。
主な病因ウイルスは、エンテロウイルスであるコクサッキ−A16(CA 16)、あるいはエンテロウイルス71(EV 71) であるが、その他のエンテロウイルスによっても同様の症状を呈することがある。
いずれのウイルスであっても現れる症状は同じなので、ウイルス分離を行わない限り、病原的診断は不可能である。

○ 一般的な治療方針:
<発疹> 大部分は発疹のみの軽い疾患であり、特別な治療は必要としない。

<口内疹> 軽度の局所の疼痛とそれに伴うやはり軽度の食欲の低下(おなかはすくが痛みのために食べられない)程度ですむことが大半であるが、口腔内の症状が強いため経口摂取が不可能となり、それにより脱水症に陥る場合もあるので注意が必要である。
口内疹の疼痛に対して刺激とならないような、柔らかで薄味の食べ物をすすめるが、何よりも水分摂取量が不足にならないように注意することがもっとも重要である。
経口水分は特に濃厚なものでなければ何でも問題はないが、薄いお茶類、スポ−ツ飲料などは適切である。薬物による治療よりも少量頻回に水分を与える方が、重要である。
脱水症状に対しては、その程度に応じた治療を行う。

<発熱> 発症初期に38度前後の発熱を伴うことが、1/2 〜1/3 程度にみられる。
発熱により全身状態が侵されることはまれで、通常は解熱剤等の投与も行うことなく経過観察するのみで十分である。
抗生物質投与は、無意味である。
高熱、あるいは持続する発熱は後述の合併症の徴候として重要である。

○ 合併症:
下痢を伴うことがある。
整腸剤程度の投与を行うことはあるが、食事指導を行えば十分で自然回復する。
まれではあるが髄膜炎の合併があり、経過中の頭痛と嘔吐には注意が必要である。

○ 予防・登校:
排泄物に対する注意と手洗いの励行はエンテロウイルス全体の感染予防として必要なことであるが、ワクチンなどの積極的な方法は現在のところない。
本症は前述のように主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、急性期のみの登校登園停止による学校・幼稚園・保育園などでの流行阻止効果はあまり期待ができない。
本症の大部分は軽症疾患であり、脱水および合併症ことに髄膜炎・脳炎などについて注意がおよんでいれば問題は少ないため、発疹だけの患児に長期の欠席を強いる必要はなく、また現実的ではない。
登校登園については、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すればよいと考えられる。

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